こんにちは、Ｍです。
あのフェラーリが、なんと中国向けに特別に作った限定車「599HGTEチャイナ」を発表しました。ベースの599ＧＴＢフィオラノに専用装備を採用し、わずか12台のみが販売されるとか。
フェラーリは今年3月のジュネーブモーターショーで、599のHGTEパッケージを発表したばかり。HGTEとは、「ハンドリングGTエボルツィオーネ」の略で、足回りやトランスミッションをいっそうスポーツ寄りにチューニング。内外装も専用にドレスアップした仕様であるのはご存じのとおり。
中国向けの599の限定車は、このHGTEがベースになっており、中国人有名アーチスト、Lu Hao氏とフェラーリがコラボレーションし、特別な599に仕上げたといわれます。外観は赤いボディカラー（ロッソコルサ）を基本に、ルーフをマットグレーで塗装。アルミホイールも専用デザインで、限定車らしい装いとなっております・・・。しかし、外観は特別目を引ほどではありませんが、注目はインテリア。秦の始皇帝時代に中国の統一文字として制定された小篆（しょうてん）？があしらわれています。まず、ドライバー正面のタコメーターの文字盤は、一から十までの小篆が並び、ステアリングホイール上のエンジンスターターにも小篆が使われています。また、トランク内には専用レザーバックを装備し、13世紀後半にイタリアの商人、マルコ・ポーロがたどったシルクロードの地図が描かれています。
日本を抜く勢いでフェラーリを購入し続ける中国は、フェラーリにとっては大事なアジアの国のひとつ。日本ではオーダー数とデリバリー数に調整をかけて、稀少価値をワザとにつくっている感がありますが、中国に対してはベースの数をもっと増やせるとふんでいるのでしょう。商売上手いですね、フェラーリは。けれど、いくら限定車だとはいえ、フェラーリのタコメーターは数字の1～10でないとダメだと思いますけど・・・。なんかフェラーリ、変な方向に向かっているのかと思いたくなりますね。 衝撃のメーターです・・・
