こんにちは、Ｍです。
ニュルブルックリンクといえば、一周の距離が長くて、アップダウンも激しく、超難関コースとして知られていますが、またまた市販車？最速ラップが更新されたようです。
ラディカルという１９９５年に設立された小さなメーカーですが、２輪車のエンジンを軽量な車体に搭載するという手法でつくるスーパーなマシンです。95年にカワサキ『ZZR1100』のエンジンを積んだラディカル『1100クラブスポーツ』を世に送り出し、2004年にはスズキ『GSXR1300』（通称：ハヤブサ これがまた速いんですよ）のシリンダーヘッドに、独自に開発したクランクケースを組み合わせたたったの2.8リットル！V8を開発。スーパーバイクのエンジンはベースポテンシャルが超高いんで、たったの2.8リットルでも、なんと360馬力を発生！これを搭載したラディカル『SR8』を発表しました。
カーボンとスチールを使用したスペースフレームシャシーに、カーボン製ボディを載せる手法は、レーシングカーそのものですが、安全基準や排出ガス基準に適合。ナンバープレートも取得でき、公道走行もOK。このSR8が2005年、ニュルブルクリンクでタイムアタックを行い、6分55秒の市販車最速タイムをマーク。
今回SR8の進化形として2007年に発売した『SR8LM』の実力を試すため、ニュルアタックを敢行。V8エンジンの最大出力を、360psから460psへ引き上げたエボモデルで、10500rpmという高回転まで回ります。ドライサンプ方式のエンジン単体重量は88kgと軽く、トランスミッションはトランスアクスルレイアウトの6速シーケンシャル。気になる価格は英国で8万9000ポンド（約1340万円）です。
ドイツのスポーツオート誌と英国のエボマガジン誌が見守る中、2005年のタイムを7秒短縮する6分48秒！のベストラップで周回！この記録は、日産GT-Rの7分26秒70、コルベットZR-1の7分26秒4、ダッジ・バイパーSRT-10ACRの7分22秒1はもちろん、先日アポロスポーツが8月18日にマークした7分11秒57よりも、約24秒も速いタイム！
半分２輪で半分４輪とでもいえる独特のマシンですが、ラップタイムは強烈ですね。 これは市販車というより、レーシングカーですね・・・
