こんにちは、Ｍです。
ロサンゼルスのデヴォンモーターワークス社が15日、カリフォルニアで開催された
ペブルビーチ・コンクールデレガンスにて、デヴォン『GTX』を初公開しましたようです。
エンジンはダッジ・バイパー用の8.4リットルV10（650ps）を搭載したアメリカンスーパーカーなのですが・・・。同社は、ルマン24時間や欧州FIA＆GT2世界選手権などに参戦中のレーシングチームで、その会社名が知れ渡ったのは、ダッジ・バイパーブランドと、その生産工場の取得に名乗りを上げた時でした。この買収話は破談となりましたが、同社はクライスラーからバイパーのエンジン供給を受ける契約を引き出しました。
エンジンは、バイパー用ベースの8.4リットルV10。可変バルタイ機構やデュアルエグゾーストシステムの採用などにより、最大出力は650ps/6100rpmを発生し、これはバイパー比で42psパワフル。デヴォン社は「量産NAエンジンで最強のスペック」と胸を張ってますが・・・。ミッションは強化タイプ6速MT。サスペンションは60mmの車高調整が可能で、減衰力も「ツアー」「パフォーマンス」の2段階が選択OK。ブレーキは前6ピストン、後4ピストンで、フロントには380mmの大径ローターが奢られます。
パワフルなエンジンと強化された足回りのコンビネーションは、サーキットで本領を発揮し、今年7月、米国ラグナセカで実施したタイムアタックで、GTXは1分35秒75のベストラップをマーク。GT-Rの1分39秒62、911ターボ（480馬力版）の1分39秒89を上回る、量産車最速記録を打ち立てたとか。GTXは、2010年初頭に米国で発売され、価格は50万ドル（約4760万円！）。
年産台数が36台ということもあり、マニア垂涎のスーパーカーになりそうだ・・・ということですが・・・。
スーパーカー乗りの大半の方は単にスペックやサーキットの速さはあんまり気にしません（実際はとても気にしますけど・・・）。そのクルマ（メーカー）がもつ歴史や存在感、他の車では得られないデザインやエンジン音を重視するのではないでしょうか？
どうぞ勝手に36台売れて下さい。多分皆さんそう思ってることでしょうから・・・ね。 バイパーとTVRサガリスとを足して2で割ったような・・・
