【兵庫県 姫路市の輸入車販売・買取 グランロッソ】
こんにちは、Mです。
本日、某雑誌社の方とお話してると、旧車の話題がポンポン飛び出てくるではないですか。Mも旧車大好き人の一人ですので、色々と話すうちにキャブレター車の話題に・・・。ソレックスやウェーバー(キャブレターのメーカーです)、それのサイドドラフトやダウンドラフトといった懐かしい響きが、当時を思い出させます。
雑誌社の主任さんは私よりも8歳も年下なのですが、よく知ってること知ってること。かなりの筋金入りです。お連れの若い営業君はまったく話題の内容が理解できない???状態です。
F氏:「キャブレター車の魅力ってやっぱり吸気音ですよね」
M:「そやね、吸気音とガソリンの匂いとセキュリティ機能が抜群なところですね」
F氏:「というと、例のアレですか?」
M「そうそう、アレアレ」
営業君はいったいなんのことだか、またも???状態突入。
そうです、キャブレター車には始動の時に特別な儀式?とも言うべき「アレ」をしないとエンジンが始動できないんです。「アレ」とは、まずイグニッションをONにします。するとジジジジッーという電磁ポンプ(ガソリンタンクからキャブレターまでガソリンを引っぱってくるヤツです)の音がします。ガソリンがキャブレターの所まで来たのを確認したら、次はアクセルペダルを半分ほど数回踏み込みます。そしてセルを回しながら、アクセルの加減をしつつエンジンに火を点けるというものです。
営業君いわく、「それでこの前のクルマはエンジンかける時にアクセルをカチャカチャと踏んでたんですね・・・」と初めて仕組みを理解したようです。
高価なセキュリティーを付けても、それを解除して盗難されてしまう時代です。この「アレ」式セキュリティーなら、投資0円です。キャブレター車に乗ったことがない(シングルキャブとかSUツインとかは簡単にかかりますけど)人は、特に6気筒の3連タイプや、12気筒の6連式とかになるとなおさらですが、まずエンジンをかけることが出来ません(まぐれでかかることもありますが)。但し、この「アレ」式セキュリティーが通用するのも、インジェクション慣れした方たちだけで、M世代のクルマ好き達には簡単にノーセキュリティですけどね。
ウェーバーキャブレターを6連装したフェラーリ275。
国産で初のソレックス(三国ソレックス)を搭載したSR311