こんにちは、Ｍです。
イタリアの経済紙『ミラノ・フィナンツァ』が、フィアットグループが2011年から欧州の主要市場で「ランチア」ブランドを廃止する可能性が浮上したと発表しました。 それによると既存のランチア車は、今年6月にフィアットが正式提携したクライスラーグループの「クライスラー」ブランドで販売される見込みだとか。ランチアとクライスラー両ブランドを巡っては、すでにフィアットグループのセルジオ・マルキオンネCEOが、両ブランドをグループ内の同部門で扱うことを示唆していました。それに伴い、傘下のランチア・オートモビルズのオリヴィエ・フランソワCEOを、クライスラー・ブランドの責任者にも任命していた。ランチアは1906年、僅か25歳でフィアットから独立したヴィンチェンツォ・ランチア（1881 – 1937年）が設立した自動車工場に遡ります。戦後は高品質な自動車造りで知られたが経営的に安定せず、1956年に経営は建材業のペゼンティ家に委ねられ、やがて1969年にはフィアットによって買収されました。もし本当に廃止となれば、105年でそのブランドの歴史を閉じることに・・・。欧州以外でのランチア・ブランドの扱いについては、現在のところは不明ですが、またひとつイタリアの名車ブランドが消えていくのはちょっと寂しい気持ちです。
ランチアといえば、スーパーカーブームのころ、カウンタックやフェラーリＢＢなどの王道系とはまた違った類の独特のクルマで、一部に強烈なファンがいましたっけ。そういうＭもアリタリアカラー（イタリア国旗を模したやつです）の「ランチア・ストラトス」を過去に所有していました。排気量3.5ccの2ストローク・エンジンを積むRCカーですが・・・。本物はディーノ246GTに積まれてるのと同じ2.4リットルのV6です。あと、ランチアには「最も美しいグループＢ」と言われた「タイプ０３７」が有名でしたね。「０３７」といわれてもピンとこないのですが、「ランチア・ラリー」といえばすぐに思い浮かべるあのクルマです。他にもランチア・デルタS4なんてのもありましたね。これでまたひとつ名車ブランドが無くなりそうです、今ランチに乗ってる方はこれからも大事に大事にしてくださいね。 アリタリアカラーのストラトスです。
